明日を変えられる自覚をもって

~生き残る種は、個々の手中にある~

国生み神話を代表とする歴史や文化、豊富な産業など、多くのポテンシャルを有している淡路島は、日本遺産認定など三市別々では困難だった目標を同じ志を掲げることで達成した実績があります。ただ、少子高齢化や人口減少など、抱える問題はまだまだ少なくありません。問題解決の糸口となるには、未来の淡路島を考え、三市団結することが必須であり、ひいては淡路島全体が一丸となるための運動をより活発に行う必要があります。

一般社団法人淡路青年会議所では、「淡路はひとつ」の理念を掲げ、地域のまちづくり、ひとづくりを目的とし、58年間多くの事業に取り組んでまいりました。その中でもこれまでのJCI淡路がおこなってきた一市運動は、多くの淡路島島民への一市に対する理解を深める確かな基盤となりました。現在はその連綿たる活動により高まった機運をさらに醸成し、変革を起こすステージを迎えたと言えます。島民との意識共有をこれまで以上に強固なものにしつつ、社会の変容を読みJCI淡路がこれまでの活動により紡いできた島民の声を集め、将来に向けての淡路島像を熱意と共に行政に届けることで、変革がより確証あるものになり未来の淡路島が創られていくと考えます。そして今年は行政が新たな一歩を踏み出すタイミングでもあるため、新行政体制に対しても、明るい未来へ向かう強いアプローチを生むと考えます。島内に留めることなく広く波及するよう取り組み行動することで、次代への先駆けとして淡路島の未来が創造されていく意識がより強くなると信じ、そのために尽力いたします。

諸先輩方の長年積み重ねてきた実績の上に、淡路島がひとつとなるための未来を紡いでいくことで、住み関わる誰もが誇りとなるまちづくりが実現されます。新たな段階への変革を恐れずに立ち向かうことが「明るい豊かな淡路島」に繋がるものと確信いたします。

淡路の未来創造委員会
委員長
延原直樹