青少年育成委員会　委員長　横山泰明

青少年育成とは、人に頼らず独り立ちして自力でやっていこうとする心構え、すなわち自立心を育むことであると考えます。しかし現代の子どもたちは社会環境の変化により、親のしつけや学校教育の中で制限を受けています。このままでは子どもたちが自発的に考え行動を起こすことに弊害を与える結果となってしまいます。そうなってしまわないためにも子どもたちがいきいきと自発的に考え行動する機会が必要であると考えます。
自立心を育むため必要なものは家庭や学校といった小さなコミュニティを離れ、普段接する事のない多くの人と触れ合うことが子どもの成長過程において非常に重要であると考えます。そのような中で人と人との信頼関係や友情を深めるには相互理解、すなわちコミュニケーションが必要不可欠であります。しかし、近年は時代の変化により子どもたちのコミュニケーションもWEBやスマートフォンなどの便利で手軽なツールを利用したものへと変化してまいりました。本来のコミュニケーションとは人と人との対面、対話により相手の表情や態度から、相手が何を想い何を伝えたいのか、自分が何を伝えたいかを深く洞察しながら意志の疎通を図るものです。そこで、当委員会では青少年事業を通じ、子どもたちに積極性を持って人と繋がり合う意識を持たせ、自分自身の長所や短所を新たに見つめ直すことで、本質的なコミュニケーションの実践を行います。そうすることで表面上ではなく、潜在意識の中にある本来の自分を発見する機会を創り、次代を担う子どもたちの自立心を育みます。

• 「繋がり」が未来を創る！！