一般社団法人淡路青年会議所
淡路青年会議所トップページ > 委員会紹介 >日本遺産推進会議

日本遺産推進会議 議長 吉井 崇行

淡路島は人口減少が進む中、コミュニティの衰退など地域社会に暗い影を落としています。しかし、島由来の豊かなアイデンティティを最大限に活かせる日本創生神話伝承地であることを広く周知させ、一体感のあるまちづくりを行えばそれらの問題解決が可能です。そこで、淡路島を世界へ伝えるコンセプトに基づいたストーリーを確固たるものとし、島内三市が同じ目標のもと団結し、心をひとつにして未来を切り拓くことが今、必要です。
現在、年間1,900万人の外国人が日本を訪れ、日本政府は2020年3,000万人を目標に掲げています。そして、訪日外国人の域内消費に注目した滞在型観光業等の交流人口の拡大施策が地域の活性化に繋がると言われています。淡路島は歴史、伝統、文化、気候風土等に恵まれ、魅力の宝庫であるため資源が点在しています。その中で、国生み神話における「日本のはじまりの地である淡路島」は唯一無二の価値です。その素晴らしい魅力をコンセプトとしたストーリーを国内外に示すことで交流人口を拡大し、域内消費を高めることは重要です。また、そのコンセプトとストーリーを島内三市が共有して同一の目標のもと連携協力することは、淡路島をより強い地域にし、今後の淡路島の発展には欠かせません。それらを確かなものにするのが日本遺産認定への取り組みです。そこで、設立当初から「淡路はひとつ」を基本理念として掲げて参りました我々が地域をまとめ先導し、確かな道筋と今後の地域のあり方を示すべく、日本遺産認定に向けて全力を尽くします。
日本遺産認定は、淡路島が価値ある地域であることを国内外に伝えるとともに、島内三市がひとつの軸を持ったまちづくりを展開できます。また、島民の誇りを確かなものにし、さらには活気が溢れ、住んでよし、訪れてよしの淡路島を実現することに繋がります。そして、国生み神話のように日本を創生する希望溢れる島になると確信いたしております。

 

「知行合一!淡路島の未来のために確固たる礎を築く」